台南編 の続き。食の台南で色々食べ歩きました。
チマキ
台南で最初の食事は再發號肉粽というお店。その名の通り 肉粽(チマキ) の有名店ということで、チマキ好きとしては外せません。( 前回参照 )
オーダー用紙。左上に「先お会計してください」と日本語も。
粽とスープをオーダーしました。
まずはチマキ
ツユがかけられているのが珍しいですが、なにより大きい。自分の拳くらいあります。
なんとなく比較
中には鶏肉や魚介、シイタケ、卵の黄身の塩漬けなどなどとても具沢山。ちなみにかけられたツユはあっさりとした甘辛醤油味。元の味付けがしっかりしているので、合わせてちょうどいい感じ。
そしてスープ。
本当はサバヒ―スープ(虱目魚肚湯)を頼んだつもりでしたが、多分これは「小巻湯」の方。
あっさりした塩味のスープに魚の身をもちもちした皮で包んだようなもので、噛むと中からトロっとした魚の旨味が広がり、これはこれでとても美味しかったです。
担仔麺
そしてせっかくなので、もう1店舗。台南発祥の汁麺、担仔麺を食べてみます。
担仔麺はあっさりとした醤油味の汁麺に甘辛いひき肉とニンニク、エビなどが乗った麺で、名古屋の「台湾ラーメン」もこの担仔麺をベースにアレンジしたものらしいです。味仙の紹介ページ
蓋がかわいい
蓋オープン
麺は中太のストレート麺。スープ自体はかなりはあっさりしてますが、ひき肉とニンニクが混ざるとパンチの効いた味になります。
量も小ぶりなので、ちょっと小腹を満たしたいくらいの時にちょうどいいボリュームです。
花園夜市
1日目の夜に訪れた夜市です。台南の夜市は決まった曜日にしか開かれません。
今回訪れた花園夜市も木・土・日のみの開催で、この日はちょうど木曜日で運よく平日の開催日に当たっていたので訪問することができました。(事前に調べていない)
場所は中心部から少し離れていたため、台南駅からタクシーを利用して訪れました。
周りに建物がないので開放的
開かれる日が限定しているためか、台北の夜市よりも人々の熱気を感じます。
とりあえず暑くてノドが乾いたので何か飲み物を...と見つけたのが、ヤクルトを使ったジュースの屋台。
謎のおっちゃんのほほえみ
サッパリしたかったので、ヤクルトレモンジュースを注文しました。
パッケージもまんまヤクルト
氷の量と甘さが選択できるのも台湾流。氷少な目、甘さ 50% でオーダーしました。
酸味が強めで美味しい
駄菓子の量り売り
寿司の屋台までありました
また、食事以外にも、ゲーム屋さんや服や雑貨なんかを売っている屋台も多く出店していて、見て回るだけでも飽きません。
いつかチャレンジしてみたい麻雀牌を使ったゲーム
景品の山
ヘルメット屋さんなんかも
本当はここで夕飯と思ってたのですが、店が多すぎて選びきれずに食べそびれてしまいました。
とはいえ、何も食べないのも寂しいので、ふと目についた魚のすり身揚げみたいなものを 1本購入。
旗魚というのはカジキマグロのことでした。
シンプルな味付けとサクサクの食感で美味しい。
結局これだけ食べて、タクシーで台南駅に戻りました。
小籠包
花園夜市から戻ったころには 21時を過ぎて店も閉まりだしていたので、Google Map でどこかやっている所はないか探したところ、まだ開いている小籠包屋さんを見つけたのでテイクアウトすることにしました。
遅くまでやっているのがうれしい。
色々種類がありましたが、ベーシックな小籠包と焼きニラ饅頭、酸辣湯を注文しました。
デザートに見える、かわいらしい箱。
箱にぎっしりの小籠包。持ち帰りでも皮は破けず、口に入れると中からスープが溢れ出します。
こちらはニラ饅頭。鉄板で焼かれているのでカリッとした食感とニラの風味がいい感じ。こちらもたっぷりの生姜と食べるとさらに美味。
酸辣湯も辛さが強めで美味しかったです。
サバヒ―のお粥 (台南)
台南 2日目の朝はサバヒ―を使ったお粥の有名店、阿堂咸粥 を訪れました。ホテルから徒歩で 15分ほどで到着。
大きな看板が目印
綜合粥といういわゆる全部入りを注文。その場で揚げている様子にそそられ、油条も付けてみました。
席の番号を書くのを忘れずに
オーダーしたおばちゃんに「日本人?」と聞かれて「はい」と答えると、にこやかに対応してくれました。
ほどなくしてお粥と油条が到着。
熱々で塩味で魚介のダシの効いたお粥の中にサバヒ―の身や小ぶりの牡蠣などの具がたっぷり。
油条を浸しながら食べると、香ばしい風味がプラスされてさらに美味しくなります。
隣には「包成羊肉」という羊のスープのお店があるそうで、そちらも気になる... → 紹介ブログ
棺材板
台北の夜市で見つけた棺材板という料理が妙に気になり、調べてみると台南が発祥という事で食べてみることにしました。
訪れたのは赤崁担仔面 赤嵌楼の近くにあります。(実はちょっと店を間違えたのは内緒。)
その気になる料理というのがこちらの「棺材板」
インパクトのある名前ですが、元々は鶏のレバーを煮込んだものを詰めた雞肝板というのがルーツ。 その中身を野菜や海鮮などを使ったクリームシチューにアレンジしたものが常連の目に留まり、棺材板と名づけられて名物になったとか。
フタ?を開けると、具がたっぷりのシチューが詰められていて、これを器になっているパンと一緒にいただきます。
中には具がたっぷり
パンの表面は油で揚げられていてサックサクで、バターの風味も効いています。中のクリームシチューは見た目よりもあっさりしていて、パンと一緒に食べるとちょうどよい塩梅でした。
ついでなので、担仔麺も一緒に頂きます。
度小月より少し味付けが濃いめだったかも。
デザート
最後に寄り道。
孔子廟を出たところにある府中街という通りを歩いていると、謎の看板を発見。
PISTACCHIO と書かれているので、ピスタチオの何かしらがあるのだろうと思って路地に入ってみます。
奥になんかある
すると路地の奥にアイスクリーム屋さんを発見。
せっかくなので入ってみることにしました。
オシャレな店内
ピスタチオ以外にもいろんな味がありましたが、ここはやはりピスタチオアイスをオーダー。
カップがかわいい
クリーミーな濃厚でアイスにピスタチオの実がゴロゴロ。上からもピスタチオの粉が振りかけてあって、ピスタチオ好きにはたまりません。寄り道は大成功でした。
謎の看板 :p を見かけたら、ぜひ立ち寄ってみてください。
この看板が目印 :p
まとめ
初の台南!食の台南!と、意気込みつつも、例によって行き当たりばったりで訪れたわけですが、割とメジャーな観光スポットは一通り抑えつつ、食を満喫することができました。
...が、若干詰め込み過ぎ感があったのと、食事に関してはもう少し色々周れたのではないかという反省点も若干あり、やっぱり下調べしていかないとダメだな、という普通の感想を抱きました。
概要 でも触れましたが、市内にメジャーな観光スポットがまとまっているものの、バスはそれほど網羅しておらず、流しのタクシーもまばらなので、周る順番や移動手段は少し計画的に考えた方がよさそうです。
高雄との距離がそれほど離れていないので、高雄とセットにして、もう少し余裕を持った感じで日程を組むといかもしれません。
まだまだ面白そうなスポットや美味しいお店が色々ありそうなので、また改めて訪れたいと思います。ちゃんと計画をたてて。
次は 高雄編 です。