4回目の台湾訪問。今回は台中にも訪れてみました。
概要
日程
2018/1 (3泊4日)
旅程
1日目
- 成田空港からバニラエラーで桃園空港へ
- 桃園空港で SIM と現金、絆創膏を調達
- MRT で台北駅へ
- ホテルチェックイン
- 寧夏夜市で夕食
宿
食事
夕食:寧夏夜市食べ歩き
2日目
- ホテル近くの店で朝食
- 高鐵で高鐵台中駅へ
- 新烏日駅から台鐵の台中駅へ
- 台中市内散策
- 春水堂で昼食
- 徒歩で台湾美術館へ向かい館内見学
- バスで台中駅近くまで戻る
- 第四信用合作社でアイスクリームを食べる
- 台鐵で高鐵台中駅へ
- 駅弁を購入
- 高鐵で台北駅まで戻る
- ホテル帰還
宿
食事
朝食:李記豆漿
昼食:春水堂
夕食:台鐡弁当、セブンイレブンのおでん
3日目
- バスで迪化街へ
- 林華泰茶行でお茶を購入
- 永久號でカラスミを購入
- ホテルにお土産を置いて地下鉄で中正紀念堂駅へ
- 小芽屋で昼食
- MRT で中山駅へ
- オークラホテルでパイナップルケーキを購入
- 伯朗珈琲で休憩、ウィスキーを購入
- 精気神養生会館でマッサージ
- ホテルに戻ってから北門駅から MRT で中山駅へ
- 鶏家荘で夕食
- 中山駅から MRT で松山駅へ
- 饒河街夜市と基隆河の川辺を散策
- 松山駅から台鐵で台北駅に戻りホテルに帰還
宿
食事
4日目
- ホテルチェックアウト
- 北門駅から MRT で松山駅へ
- 昼食
- 昼間の饒河街夜市と基隆河を散策
- 松山駅から台鐵で台北駅へ
- 台北駅から MRT で桃園空港へ
- 帰国
食事
昼食:老魏道/吉利炒飯
旅のテーマ
- ご飯ものを攻める
- 台中観光
- 買い出し
振り返り
4回目の台湾
台湾旅行もこれで 4回目。バニラエア―のチケットが安く買えたので、春節 (旧正月) に入る前を狙って行くことにしました。
何気に過去 3回は友人と同行したり現地で合流したりしていたのですが、最初から最後まで純粋な一人旅は今回が初になりました。
今回は観光よりは食事や買い物をメインに計画。それでも2日間は丸々使えるので、台中にも訪れてみることにしました。
ご飯もの攻め
食事の美味しさは台湾旅行の醍醐味の一つですが、今回は妙にチャーハンが食べたかったというのもあって ご飯ものの料理にフォーカスしてみることにしました。
寧夏夜市
まずは 1日目の夜に訪れた寧夏夜市。中山駅と北門駅の中間くらいにある夜市で、食事系の屋台が多く出ている夜市です。
一通りぐるっと回ってから、目に留まった屋台でチマキ(肉粽)とレバースープ(猪肝湯)を注文。
猪肝湯と肉粽
熱々の猪肝湯はレバーの臭みが全くなく、あっさりとしたスープとマッチ。肉粽はいろんな具がゴロゴロ入っていて満足度高し。
目の前で黙々とスープが作られていきます。
お店の名前が辿れないのですが、ストリートビューで https://goo.gl/maps/o16iWsK3NaS2 この屋台です。
お昼を食べていなかったのでまだ行けそう。ということで、もう 1件にぎわっている屋台に入りました。
今度はちゃんと写真を撮っていました。順路来紅焼肉羹 というお店です。
ちゃんと看板も撮ってました
こちらはカウンターだけでなくテーブル席もあり、注文用の紙も用意されています。
豚の角煮丼(焢肉飯)と青菜のスープ(青菜湯)を注文。
焢肉飯と青菜湯
焢肉飯は八角の効いた角煮がトロトロに煮込まれてて、ご飯との相性抜群。端っこにオマケ的にレバーの唐揚げも付いてくるのがうれしい。
青菜スープは青菜がたっぷり。夜市の屋台は野菜をメインにした料理が意外と少ないのでありがたい。
流石にこれでお腹いっぱい。
ランキング 3位のチャーハン
次はごはん攻めのきっかけになったチャーハンです。 これまでの台湾旅行では魯肉飯や上でも書いてる焢肉飯のような、丼ものは結構食べていたのですが、チャーハンはそれほど食べていませんでした。
「台湾 チャーハン」で検索すると 2013年に台湾10大好吃炒飯というチャーハンランキングが行われたようで、そこで 3位にランクインしたという小芽屋を訪れてみました。
MRT 淡水信義線の東門駅から 5分ほどの所にありますが、ホテルから松山新店線に乗ったので、散歩がてら中正紀念堂駅から歩いて向かうことにしました。
途中にあったド派手な家具屋さん
歩くこと約 10分ちょい。何件かのお店が連なった長屋の中にある比較的こじんまりとしたお店でした。
小芽屋
店内はテーブル席が 4つほど置かれた、外見通りこじんまりとした感じ。
ワイドショーでは日本の某芸能人についての報道が
他にお客さんはおらず、少し緊張感が漂う店内に入ると、お持ち帰り待ちのおばあちゃんがニコニコしながら促してくれたので着席。
注文用の紙はなかったので、壁のメニューを見ながらスマホのメモアプリでオーダーを記入。
肉絲蛋炒飯と紅油炒手
お店の人に見せて無事注文完了。しばらくして料理が到着しました。
肉絲蛋炒飯と紅油炒手
パラパラの炒飯はシンプルな味付けで飽きが来ない、王道といった感じ。
紅油炒手はピリ辛ワンタンといった感じでラー油が効いてて、あっさりチャーハンとの相性が良かったです。
ランキングにはないチャーハン
「台湾 チャーハン」で調べている時にもう 1店舗なんとなく気になったお店を見つけたので、最終日のお昼に行ってみました。
松山駅から歩いて 5分の所にある老魏道/吉利炒飯というお店です。
今回は注文用の紙があったので注文も簡単。名前からしてすごそうな大綜合炒飯と猪肝湯(レバースープ)を注文しました。炒飯は加辣 (辛さ追加) の小にしてみました。
まずはスープが到着
猪肝湯
寧夏夜市のものと比べるとネギと生姜といった薬味が効いていて風味が豊か。もちろん臭みはありません。
そしてチャーハンが到着。
大綜合炒飯
小芽屋のがシンプル王道チャーハンならば、こちらは豪華版チャーハン。牛肉、ハム、青菜等、色々な食材が入っており、加辣でピリ辛に仕上がっているので食が進みます。
あとからメニューを眺めていて気付いたのですが、「什錦」という方がいろんな食材を組み合わせたもののようで、お店の写真などを見るとエビなどが入ってより豪華に見えます。次はそちらを試してみたい。
台鐡弁当
もう一品のご飯ものが、2日目の夜に食べた台鐡弁当です。
台中に行った帰りの新幹線の席が遅い便でしか取れなかったため、 台北に戻ってもお店は閉まっているだろうし夜市に行くにもちょっと疲れていたため、若干シンドイ。
満席を示すペケだらけ
ということで台中駅で売られていた台鐡弁当を買うことにしました。
これは行きに撮ったイートインもできる店舗
台鐡弁当はその名の通り台鐡 (台湾の国鉄) が販売している、いわゆる駅弁。台湾の名物の一つにもなっていて、台北駅の売り場では行列ができるほどです。
買ったときは暖かかったのですが、我慢してホテルまで戻って開封。
いくつかバリエーションがありますが、これはベーシックなタイプ。
甘辛く味付けされた排骨や煮卵、豆腐といったボリュームのあるおかずに、ゴマ油の香りが効いた高菜やキャベツがアクセントになっていて、冷めても美味しい。
機会があれば、ぜひ自強号 (台鐡の特急) に乗りながら食べてみてください。旅の気分が盛り上がります。
台中訪問
今回はまだ訪れたことのなかった台中に行ってみようということで、2日目に高鐵 (新幹線) で台中へ向かいました。
台北からは 1時間ちょいで着きます
・・・とはいえ、相変わらずのノープランっぷり。有名な宮原眼科に行ってみるぐらいしか決めず、あとはその場の気分次第です。
エスカレーターを降りると渋いおじさんがお出迎え...って、よく見たらダイキン。
駅はモダンでオシャレ
改札を出ると、正面には日本が並んでました。
高鐵の台中駅は中心部からちょっと離れたところにあるので、ここから台鐡に乗り換えて台鐡の台中駅に移動します。
ピンボケしてますが、高鐵の台中駅と台鉄の新鳥日駅が接続してます。
新鳥日駅から 3駅ほどで台中駅に到着。台中駅は改装工事中で、古いホームの中を通って出口に向かいます。
通路ですがホームとして使われてた頃の名残の看板が残されたまま
駅前の様子。日本の地方都市の駅前に雰囲気が似てる。
とりあえず、まずは駅からそれほど遠くない宮原眼科に向かってみます。
宮原眼科
宮原眼科という名前ですが、中はお菓子屋さん。昔は実際に眼科だったそうで、その跡地や家具をそのまま生かす形で営業しています。
レトロな雰囲気の店内
お土産に何か買おうかとも思いましたが、かさばってしまうので一旦見送ることにして退店。
春水堂
そこからは本当にノープランでしたが、とりあえずお昼ごはんがまだだったので何か食べようと調べてみたところ、 タピオカミルクティーで有名で日本にも出店している 春水堂 の 1号店が台中にあるということで、行ってみることにしました。
崩れないか心配になるビル
南国感あふれるセブンイレブン
かっこいい市役所
街中を散策しながら 20分くらい歩いたところで巨大なタピオカミルクティーを発見。
輝くミルクティーと創始店の看板
外見もどこか歴史を感じます。
お昼の時間はだいぶ過ぎていましたが、店内は大勢のお客さんでにぎわっています。
席に通され、オーダーシートが渡されます。
メニューがめっちゃ豊富
メニューの多さに圧倒されますが、ちゃんと日本語の表記もされているので安心です。
迷った末に手工麻香麺線(手作りゴマ油風味そうめん)と荷葉需米雞(ハスの葉チマキ)、そして名物でもあるタピオカミルクティーを注文。
まずはそうめんが運ばれてきました。
手工麻香麺線
なんとなく珍しい冷製の麺線です。味付けは意外と薄味ですが、ゴマ油の風味が効いていておいしい。
続いてチマキが到着。ご飯ものがコンセプトなので外せません、
チマキ
チマキは 1日目の夜市でも食べましたが、こちらは蓮の葉で包まれていて香りがよく、具もたっぷりですが上品な味付けで美味しい。
元々もち米が好きで、チマキも大好物 ( 香港でも食べてました )。 この回の訪問は台湾のチマキの美味しさに気づけたのは収穫でした。
シメはタピオカミルクティー。これはもう安定した美味しさ。日本でも新宿駅の東口の地下などで飲むことができるので お試しを。
席の奥では事務処理が行われました。
オーダー用のナンバープレートがかわいい
僕よりはちょっと年下だった。
台湾美術館
昼食を済ませた後は引き続きのノープラン。どこか観光に行くにしても既に 15時近くでしたので、地図で見かけた台湾美術館まで散歩することにしました。
台北に比べて全体的に広々した雰囲気
中野
春水堂から 20分ほど歩いて台湾美術館に到着。
周辺の芝生では家族連れやカップルが休日を満喫
入館は無料なのでとりあえず入ってみるか・・・と軽い気持ちで入ったら 3時間近く入り浸ってしまいました。
特に 賴純純さんというアーティストの企画展 に惹かれてしまいました。
第四信用合作社
美術館の中を歩き回って大分疲れてきたのでバスで台中駅まで戻ることにしましたが、休憩もかねて友人にオススメされていた第四信用合作社に寄ることにしました。
第四信用合作社という堅苦しい名前ですが、宮原眼科と同じところが運営しているアイスクリーム屋さん。元々は銀行だったそうです。
こちらも外観は当時のまま
宮原眼科と同じようにレトロな雰囲気漂う店内ですが、中は確かにアイスクリーム屋さん。(写真撮り忘れ)
チョコレートアイスと無料トッピングのチーズケーキ、コーヒーをオーダーしました。
チョコレートアイス、チーズケーキ共には驚くほど濃厚で、驚くほど甘さ控えめ。 正直もう少し甘ったるいのを覚悟していたのですが、チョコの香りや苦みがしっかり感じられてとても美味しい。これならまた食べたいと思いました。
甘いもので若干体力も回復した所で、来た時と同じルートで台北へ向けて帰還しました。
買い出し
もう 1つのコンセプトでもあった買いだし。今回のターゲット お茶とカラスミ、そしてウィスキーです。大体どれも買うお店が決まっています。
お茶
お茶は迪化街の近くにある 林華泰茶行 というお店で購入します。ここは お茶の問屋さんなのですが、個人用にも販売してくれます。
お茶の入った巨大な缶が並んでいます
お店の人はある程度日本語が通じるので、やり取りも日本語で行えます。お茶が欲しいと伝えるとメモ用紙をくれるので、価格表から欲しいお茶の種類と量を記入してお店の人に渡します。
価格表。表の右に行くほど高級で、その分価格も高くなります。
ちなみにオーダー表の価格は 600g 単位ですが、注文の最小単位は 150g から行えますので、価格表の料金を 1/4 にしながら見て注文します。
その場でパッケージングしてくれます。
今回は
- 凍頂高山烏龍茶
- 文山包種茶
- 金萱茶
- 菊茶
をそれぞれ 150g ずつと、お土産で配る用に凍頂烏龍茶のティーパックを購入。
写真の通り、可能なものは真空パックにしてくれます。150g でも結構な量になるので、何人かとシェアして買うとよいかもしれません。
カラスミ
カラスミと言えば高級珍味の一つですが、台湾では日本に比べて大分安く、夜市やお土産屋さんでも購入することができます。
そんな中、毎回買いに行くのが迪化街の路地の中にある 永久號 さん。カラスミ専門店として有名な老舗です。
こんな路地を進んでいきます
こちらが永久號さん
こちらのお店も日本語で話すことができ、カラスミをくださいというと冷蔵庫からいくつか取り出してくれます。
基本的には大きいほど高級で価格も高くなります。また、隅っこで油のしみ出しているのが美味しいと教えてくれました。
それでも日本円換算で大体 3~4000円、日本の 1/3 くらいの値段で買うことができます。
そもそもこのくらいの大きさのものはあんまり売ってない
真空パックされているので、冷蔵で 1か月、冷凍なら 1年くらいは持つそうです。
パイナップルケーキ
台湾のお土産と言えばパイナップルケーキ。いつもは (ChiaTe)[https://goo.gl/maps/arp85gcv9zr] という人気店のを購入するのですが、 今回はちょっと趣向を変えようとホテルオークラで売っているというパイナップルケーキを購入してみました。
これがそのパイナップルケーキ。一見すると花札の用なカラフルな絵柄。それぞれの箱の中にケーキが入っています
中身
チーズのような香りがして、周りの衣はサクサクした食感。甘みと酸味のバランスがよい上品なお味です。
そのほか
台湾のウィスキー KAVALAN と白花油の軟膏なども購入して、買い出しの目的も達成しました。
白花膏と宮廷御用達の精油
町並み
旅行中に撮った写真をアラカルトで。
吹き抜けの地下鉄駅
基隆河の夜景
観賞魚の露店
ライセンスが怪しい乗り物
かっこいいお寺(?)
ビルとお寺
夜市の昼間は全く別の景色
昼の基隆河
所感
4回目ともなると色々勝手がわかってきて、ほとんどノープランでも柔軟に行動できるようになりました。(特にバスに躊躇なく乗れるようになったのが大きい。)
逆に予定を詰め込まなかった分、ゆったりと旅を満喫できたように思います。これは一人旅の醍醐味ですね。
ごはん攻めのコンセプトは面白かったので、別のターゲットでもトライしてみたいと思います。
次回はおそらく高雄、台南編です。