新型コロナの緊急事態宣言が解除された 2021年の秋。抑えてきたフェリー欲が膨れ上がり、大阪と鹿児島を結ぶフェリーさんふらわあに乗ってきました。
旅のコンセプト
西のフェリー
今回乗ったのは大阪から鹿児島県の志布志をへ向かう [フェリーさんふらわあ](http://www.sunflower.co.jp/。 以前利用した 三井商船フェリーのグループ会社です。
本当は今年 (2021年) 7月に就航した 東京九州フェリー に乗りたかったのですが、個室の空室と日程が合わず見送り。
でもせっかくなので、まだ乗ったことがない西のフェリーに乗ってみたいということで検討の結果、今回の大阪→志布志を利用することにしました。
鹿児島観光
フェリーに乗ることだけを考えていたので降りた後をどうするかを全く決めておらず、直前になって初めて訪問する鹿児島を観光することにしました。
ただ日程が短かったのと事前の計画が不十分だったので、鹿児島市内と桜島訪問をメインに据えました。
概要
日程
出発:2021年 10月 (2泊3日)
- 計画開始:出発 2日前
- フェリーの予約: 出発 2日前
- ホテル・帰りの飛行機の予約:旅行 1日目
旅程
1日目
出発、大阪からフェリー乗船
- 中野駅 → 東京駅 (JR中央線)
- 東京駅 → 新大阪駅 (東海道新幹線)
- 新大阪で昼食
- 大阪散策
- 新潟駅 → フェリーターミナル (大阪メトロ、ニュートラム)
- フェリー乗船
2日目
フェリーで志布志に到着、鹿児島市内へ
- フェリーで朝食
- 志布志港に到着
- 志布志港 → 鹿児島中央駅 (シャトルバス)
- 市内散策
- 桜島訪問
- ホテルチェックイン
- ホテル近くで夕食
3日目
鹿児島観光して帰路へ
- チェックアウト
- 鹿児島中央駅で荷物を預け、早めの昼食
- 市内散策 (水族館、美術館)
- 高速バスで鹿児島空港へ
- 鹿児島空港 → 羽田空港 (スカイマーク)
- 羽田空港→新宿駅 (リムジンバス)
荷物
- 無印バッグ + ショルダーバッグ(中)
- ノートパソコン
- 携帯電話
- 旅行パック
- 着替え 3日分
予算概算
約 59,000円
- 交通費:50,000円 (新幹線、フェリー、飛行機、その他バスなど)
- 宿泊費:9,000円 (鹿児島ホテル、フェリーは含まず)
- その他:10,000円 (食費、お土産など)
1日目 (大阪 ~ フェリー)
まずはフェリーに乗るために大阪に向かいます。久々の東海道新幹線で東京駅から新大阪駅へ。
実は大阪をちゃんと訪れるのは今回がほぼ初めて。しかも例によって下調べをしていなかったので、どこに行けばいいのかも全くわかりません。(新幹線で調べようと思って結局しなかった。)
とりあえずまずは お昼ごはんということで、 中川家さんの YouTube で存在だけ知っていた、新大阪駅ビルにある「わなか」の たこ焼きを頂くことにしました。
塩とソース、麻婆の 3種類の味付けが楽しめる盛り合わせを注文。
1口目で口の裏側をすべて焼かれて何を食べているのか わからなくなりましたが、途中から少し冷めてきて、風味の良さを感じることができるようになりました。特に塩が美味い。
たこ焼きを頬張りながらこの後どこに行くかの情報収集。しかしイマイチピンとこなかったので、とりあえず有名な道頓堀に行ってみようと御堂筋線に乗ります。
難波駅について地上に出るとまさかの雨。いったん地下に戻ってスタバに入り、雨宿りと作戦の練り直しをすることにしました。
予定を考える
コーヒーを飲んで一息ついた所でこの後どうするか・・・もそうなのですが、実はこの時点でまだ次の日にフェリーを降りてからの予定がまったく決まっていません。
フェリーに乗ってしまうとまともにインターネットが使えなくなるので、今のうちに予定を決めて、ホテルや移動手段の予約をしておく必要があります。
なんとなくイメージしていたのは
- フェリーが着く志布志に滞在して観光
- 志布志から鹿児島に移動して観光
- 鹿児島からさらに新幹線で鹿児島~熊本~福岡を観光
- 新幹線で博多、さらに北九州 (門司) まで行ってフェリーで戻る
といったパターン。(他にも岡山あたりまで行ってサンライズ瀬戸・出雲で帰るパターンも考えてみましたが、個室に空きがなくて断念)
1 の志布志滞在はフェリーの予約時に志布志港から鹿児島市内までのシャトルバスを予約していたので今回はナシ。
3 の鹿児島~熊本~福岡観光も、無計画で行くにはちょっとスケールが大きすぎるのとコンセプトがぶれるので見送り。
2 と 4 で迷いましたが、今回はあまり盛り過ぎずに 2 の鹿児島観光に決定。即座に鹿児島のホテルと帰りの飛行機を予約しました。
これで鹿児島についてから路頭に迷う心配がなくなり一安心。
大阪ぶらぶら
明日の予定は決まったものの、今日の予定は決まってませんでした。
とりあえずスタバを出て道頓堀をブラブラ。
堀沿いを歩いていたら なんばにたどり着いたので、何となく JR に乗って天王寺から通天閣の方へブラブラ。
なんだか昭和を感じるレトロな風景。
歩き回っていたら割といい時間になってきたので、フェリー乗り場にある南港方面に向かいます。
フェリー乗船
地下鉄中央線とニュートラムを乗り継いでトレードセンター前駅で下車。(ちなみにこの途中の看板を見て海遊館に行けば良かったと気付いたのですが、時すでに遅し。)
そしてトレードセンター内のカウンターで受付・・・はせず、志布志行は第2ターミナルから乗船するのでシャトルバスで移動します。
ここからシャトルバスで移動
窓の外にはこれから乗る船が
数分で第2ターミナルに到着。検温と乗船手続きを済ませていよいよ乗船します。
部屋はこんな感じ。
窓は無いですが、きちんとした個室になっているので周りを気にせずくつろぐことができます。
一旦部屋を出て一通り船内を見学してから大浴場へ。湯舟は広々としていてゆったりと浸かることができます。
大浴場から出たところでちょうど出航のアナウンスが流れたので、外に出るとターミナルのスタッフが見送ってくれました。
そして夕食。レストランでバイキング形式で頂きます。
波に揺られながら風呂に入って、お好みの料理をつまみにビールを飲む。正直これをやりたくて乗りに来たようなものです。
いい感じにお酒も入り、ほろ酔い気分で早めの就寝...をしたのですが、深夜に目が覚めてしまいました。船がだいぶ揺れます。
船内テレビで位置情報を見るとちょうど四国の南端を抜けた辺り。それまでは沿岸を通っていたので穏やかだったのが、外洋に出て荒れ気味になったようです。
その後も揺れで寝たり起きたりを繰り返しながら 6時過ぎに起床して朝風呂へ。この頃にはもう揺れは穏やかになっていたので、ユラユラと波に揺られながら朝焼けを眺める贅沢な朝風呂が楽しめました。
風呂を出て、外で潮風に当たって湯冷ましをして朝食へ。明るくなって一面の海を眺めながら食事を楽しめます。これもフェリーならではの楽しみ。
そして 9時過ぎに志布志港に到着。
志布志志布志志布志
そのまま予約していたシャトルバスに乗って鹿児島まで向かいます。
後半は2、3日目の鹿児島観光の記録です。